で、ビールは40元、コーヒーは100元から!カッコよくてコスパたっぷりです。
迪化街界隈を散歩していて、あまり普段は行かないMRT大橋頭駅の方まで行った際、暗闇になんだか磁力を感じ、吸い込まれていくと。。
ものすごいオシャレな空間なのに、置いてあるのはほとんどが中国的な家具や木製品。そこに佇んでいたメガネ姿の長身な方。一目でオーナーと分かったので挨拶すると、2階に案内され作品工房を、3階にできた宿空間を次々と見学させてくれた。
なんなのだ?この一歩進んだ雰囲気は?まさにアートのヌーベルシノワ。それなのにそれなのに、メニューを見ると値段の高いものはなく、コーヒーはほとんどが100元。そして外にある冷蔵庫は屋外で飲めば缶入りドリンクは30元から、とスーパーで買うのとあまり変わらない値段。
そしてオーナーは私を入口の門聯(門の外の標語)を読め、という。
右は「大碗小經營 薄利多売」、左は「老売買新開張 重意軽財」だいたいの訳は「大盤振舞いで小さな商売を、薄利多売でやってます」「昔のお店を新しくリノベしてオープン、儲けるためでなく、おもてなしを第一に」
ここにある「昔のお店を新しく」というのは、かつてこのお店の周オーナーはパブの經營で台北にかつて7店舗をもつカリスマオーナー。
一時は中国大陸に渡りお店を経営していたが、10年ほど前に台北に戻ったそうだ。それを今、改めて同じ商売を始めた、というわけだ。
「戻って10年、何をしてたんですか?」という問いには当然のように「こんなガラクタ造ってたのさ」とニヒルに木製品を指して答える。
この界隈は夜になると店が早く閉まり、シーンとするのですが、このお店をはじめ、点々とオシャレなカフェやバーが輝きだす。その中で私はピカイチというか、周オーナーと会いたくなる店になっています。皆さんも夜半近くを通ったら、ぜひ!
春風得意
103台北市大同區迪化街一段333號
0955 816 917