台湾では北京、広東、四川、客家、湖南中国各地の料理が楽しめますが、その中でも「北京ダック」はレベルが高い料理のひとつといえるでしょう。先日も人数 が集まったので、リクエストのあった老舗ダック店「天厨菜館」へ行ってみました。台北に住む日本人なら誰もが知る有名店です。
まず、この店では、ほとんどの人が北京ダックを注文しているようで、回転も速いので、予約がなく ても北京ダックを注文できます。で、パフォーマンスとし て、まず私たちが食べるダックが完成したら、目の前で「これや!」っとばかりに見せてくれるのです。その「これや!」の瞬間を一枚いただいたのですが、飴 色に輝くダックの容姿と、このえんじ色のチャイナドレスのお姐さんとのコントラストがなんともおかしく見えてしまったのは私だけ?両手にダックを捧げ、ズ tシンズシンと店内を行き来するのが似合う豪快な姐御さんでした!
ウーン、このツヤ!!よだれがあふれますね。こんがりと焼き上がり、ツヤピカのお肌が眩しいダックの登場!かなり大きいです。お客にお披露目した後は、いった ん奥へ下げて皮をキレイにそぎ切り にして持ってきてくれます。
小麦でつくった荷葉餅といううす焼き皮に、ネギと甘辛味噌ダレ、肉をのせて丸めて食べます。まずひと口目は、ジュワッと肉汁が広がるダックの皮からどうぞ!
日本などではダックの皮だけ食べ、身のほうはあまり食べないのですが、台湾のダックの店では、しっかり身のほうもでてきます。一般的に台湾での北京ダックの 楽しみ方 は三吃(1100元)。まずは皮で包んで食べる北京ダッ ク、さらにダックの骨で取ったスープ、さらに鴨肉炒めと3種類の調理法で、骨までダシに使うほど、全てのパーツを使います。
さて、サイドメニューも充実。こちらは台湾らしい、車エビのあげもの。
野菜餃子も注文しましたが、このセイロの中にボリューム感、見てください!
マーボ豆腐もありましたが、四川料理専門店の味付けに比べるとあっさりめで、味は可もなく不可もなく。
こちらはつきだしの一品。セロリのマスタードソース和え、というのが直訳ですが、しっかいした味わい。
おこげせんべい付きの、豚の腸の煮込み。
[map zoom=”15″]台北市南京西路1号[/map]
台北市南京西路1号3、4F
TEL (02)2563-2380~3
営業時間 11:00~14:00、17:00~21:00(年中無休)
日本語メニューがあり、日本語が話せるスタッフもいます