4月から約1ヶ月、コロナ新型肺炎の新規国内感染者が出なかった結果、外出緩和などが少しずつ始まり、台湾プロ野球連盟の切実な要請が実り、4月の無観客試合を無事に切り抜けた5月8日から、公式試合に1000人限定で観客を入れることが決定。
台中洲際球場で、日本企業が今年から初サポートする楽天モンキーズ、チアガール軍団に人気のある中信兄弟エレファンツの試合へ向かいました。
直前にネットにて発売された1000人限定のチケットは早々完売。氏名や連絡先も事前申告が必要で、全席にチケット購買者名のシールを貼られるほど厳しいチェックが入りました。5月初めに集団感染が出た韓国のクラブに出入りした客の行方が5割以上追跡できなかったことを考えると、台湾は慎重に慎重を期す管理。
内野のみ開放、ソーシャルディスタンスを守るため、3席空けて1人、3列おきに着席。入場時もここ1ヶ月で外国に行っていないか宣誓書を書かされ、食事も禁止。荷物が厳密に検査されました。さらにプロショップ以外の飲食店も全店休業していました。
観客席には警備員とプロ野球協会のスタッフが250人配備され、席をむやみに立ったりしないよう、マスクを外していたら付けるよう厳重にチェック。行儀の悪い客には、警備員が真っ先に飛んで来る体勢でした。
チアガールグループは日本のアキバ系のように各チームがアイドル的な役割があって、ひいきのチアガールを目当てに来場するファンも多いようで、彼女たちに合わせてダンスで盛り上がることが、これまでできなかっただけに、この日を待ちわびていたファンたちは盛り上がっていました。
コロナ予防のための工夫としては、電光パネルで、手を洗おう!のダンスが流されたり、マスコットの着ぐるみが観客の手を消毒したりするなどしていました。
日本も来月以降、緊急事態が緩和され、プロ野球が開催される際には、大いに参考にできそうです。今後、台湾でいろんなイベントが解禁されていくのを、注目していきましょう!