かつての建築物がリノベーションされて新たな空間に甦る…最近、そんなステキなスペースが増えている台北。公館から川沿いのサイクリングロードを行く途中、またまた見つけましたよ!そんなステキ日本家屋風の建物。工事中のようでしたが、表へ回ってみると、一部はすでに開放しているみたい!
「紀州庵」と呼ばれるここは、かつて平松一族が経営していた料亭「紀州庵」の支店でした(本店は西門町にあったそう)。川のほとりにあるここでは、鮎などの川魚料理がいただけた他、屋形船のサービスもあったのだとか!
その後公務員の宿舎に。また小説家・王文興はここに居住していたのだとか。彼だけでなく50~60年代、この辺りは文芸家や雑誌社など文学と関係する地として知られていたのだそう。
現在は台北市の文化財としてリノベーションされ、文学と触れ合える場所として新たにオープンしました。1Fの展示スペースでは展示が行われているほか…
のれんの向こうは喫茶室で、軽食やお茶がいただけるカフェに。外のテラスでもいただけます!
展示室の奥はギフトショップになっていました。また、2~3Fでは、定期的に文学関連を中心とした講座やイベントも行われているそうです。
先ほど見かけた工事中の建物は、「紀州庵」の離れで、現在修復作業の真っ最中。こちらの完成が待ち遠しいですね。
[map zoom=”15″]同安街107号[/map]
同安街107号
02-2368-7577
10:00~18:00(金土~21:00) 月休
http://www.kishuan.org.tw/home/