【台北・西門町】表通りの喧騒が嘘みたい。路地裏の隠れ家ホテル「HATAGO+ THE ALLEY」宿泊記
賑やかな西門町の路地裏にひっそりと佇む。この「The Alley」感がたまりません。
今、台北の西門町(シーメンディン)が何やら熱いらしい、との噂を耳にしました。 なんでも、日本語の詳細マップが出回っているとか。
いくつかの偶然が重なり、今回の台北滞在では、そんな西門町に宿をとることになりました。
選んだのは、賑やかな繁華街の路地裏に佇む「HATAGO+(ハタゴプラス)」です。
路地裏で見つけた「日本人の心をくすぐる」安心感
ホテルがあるのは、まさにその名の通り「The Alley(路地裏)」。 商店の横からすり抜けるように、建物の脇道から入った場所にその宿はありました。
建物自体には歴史を感じる古さがありますが、「HATAGO(旅籠)」という名前を目にした瞬間、日本人である私の心にふっと安心感が広がります。

エレベーターで2階へ上がるとフロントがあり、女性スタッフに受付をしてもらいました。 フロントのすぐ斜め向かいには待合室(ラウンジスペース)があります。

ここではなんと、コーヒーなどを無料でいただくことができます。 旅の疲れを癒やす、ちょっとした心遣いが嬉しいですね。

都会の喧騒を忘れる、バルコニー付きの客室
今回宿泊したのは、5階にあるツインルーム。 部屋にはベランダがついていて、一歩中に入ると、ホテル周辺の西門町の賑わいが嘘のような、ゆったりとした空間が広がっていました。

インテリアで印象的だったのは、ホテルのシンボルカラーらしき**「オレンジ色の椅子」**。落ち着いた空間の良いアクセントになっています。

台湾では貴重!「湯船」で旅の疲れを癒やす
そして、台湾のホテル選びで気になるのが「バスルーム事情」。

これには思わずニヤリとしてしまいましたが、嬉しいサプライズもありました。 シャワーのみのホテルが多い台湾において、ここでは久々に温かいお湯を浴槽に溜めて浸かることができたのです。
おかげで体の芯から温まり、朝まで泥のように熟睡できました。

「西門町」という場所に感じる、懐かしさと新しさ
一歩ホテルの外に出れば、そこは若者の街。

日本発の衣料品店やドン・キホーテなどが立ち並び、観光客だけでなく、地元の中年層の方々も少なくないようです。

ふと、30年前に初めて台湾へ遊びに来た時のことを思い出しました。 当時も外国人観光客が訪れる場所のひとつでしたが、今よりももっとローカル色が強く、安い衣料品や雑貨が所狭しと売られていたものです。
「西門町」
この日本名の響きを聞くと、私たち日本人はどこか懐かしい風景を錯覚してしまうのかもしれません。 時代が変わっても、この街には人を惹きつける不思議なエネルギーがあります。
翌朝の予感
2日目の昼前。 ホテルの静寂から抜け出して通りに出ると、夜オープンして翌日のお昼過ぎまで営業している軽食屋さんが、ちょうど店仕舞いをしているところでした。

「明日はここで朝食を食べるのもいいかも知れない」
そんな小さな楽しみを胸に、今日も台北の街へと繰り出します。
HATAGO+ THE ALLEY
住所:2樓, No. 10號, Lane 34, Section 2, Hankou St, Wanhua District, Taipei City, 台湾 108
+886223616569
ここの路地から入っていってください。


