2011年11月3-6日、中国大陸から船で台湾へ船で渡航したIさんの貴重な体験レポートを、公開!
さて、どんなふうに渡ってきたのか、興味シンシンです。
航空路線であればあっという間に到着してしまう位置関係にある福建省と台湾ですが、
飛行機にはない旅の風情を味わうには船で渡るのがベスト、と思い、中国と台湾間を
船で渡ろうと、プランを考えてました。中国福建省から台湾へはいくつかの航路があります(基隆-アモイを結ぶ定期航路、アモイ-金門島の航路など)が、私は福州~馬祖(馬祖列島)~基隆のルートを取りました。馬祖にはいくつかの島がありますが、このレポートでは、福州、東引、基隆への船が発着する南竿島(福澳港)を南竿、南竿と基隆への船が発着する東引島(中柱港)を東引と表記します。
飛行機にはない旅の風情を味わうには船で渡るのがベスト、と思い、中国と台湾間を
船で渡ろうと、プランを考えてました。中国福建省から台湾へはいくつかの航路があります(基隆-アモイを結ぶ定期航路、アモイ-金門島の航路など)が、私は福州~馬祖(馬祖列島)~基隆のルートを取りました。馬祖にはいくつかの島がありますが、このレポートでは、福州、東引、基隆への船が発着する南竿島(福澳港)を南竿、南竿と基隆への船が発着する東引島(中柱港)を東引と表記します。
福州~南竿
福州市内から馬尾地区にある福州港馬尾客運站へは路線バスがあります。特に、フェリー利用客向けの定期運行バス(両馬航線)が日に5本運行されています。福州市内五一広場近くの仁徳バスターミナル(仁徳公交站)から埠頭まで1人民元(バスの行先表示はシンプルに73路と書いてあるので注意。所要70分)。
福州港から南竿への国際航路、安麒輪は、毎日9:30と14:30の二便。チケットは、当日福州港ターミナル内の桃源旅行社ほか旅行会社カウンターで購入。出航の一時間前には購入を済ませます。パスポートの提示が必要で300人民元。
出国手続きはスムーズです。私が乗船した際には乗客も少なく定刻より少し早く出航。天候が悪かったせいか船はだいぶ揺れたのにはちょっと閉口。安麒輪号は小型のボートですがトイレが船内にあります。
約90分で南竿の福澳港に到着。中華民国(台湾)の入国手続きは空いているのでスムーズ。中国大陸からの果物や植物は持込めません。南竿には民宿やホテルがありますが、急坂が多いため港から歩いてゆくのは困難。タクシーか、ホテルに連絡し迎えに来てもらうのがいいでしょう。
約90分で南竿の福澳港に到着。中華民国(台湾)の入国手続きは空いているのでスムーズ。中国大陸からの果物や植物は持込めません。南竿には民宿やホテルがありますが、急坂が多いため港から歩いてゆくのは困難。タクシーか、ホテルに連絡し迎えに来てもらうのがいいでしょう。
南竿~東引
南竿から東引へは、新華航業の台馬輪という大型フェリーが隔日で出航しています。偶数日の朝9:30出航。チケットは当日朝7:30から、福澳港の新華航業カウンターで発売されます。350台湾ドル。辺境エリアのため、チケット購入や乗船時にパスポートの提示が必要。南竿~東引への短距離利用の場合、座席は指定されないので船内のレストラン兼座席に座ります。その際、船内のロッカーに大きな荷物を預けることも可能。船は揺れますが、デッキに出て景色を眺めたりレストランで寛いだりできます。乗客はほとんど軍人さんでした。東引中柱港へは12:00到着。埠頭から民宿エリアまでは歩いてゆけます。
東引~基隆
東引から基隆への航路は、新華航業の台馬輪が隔日で出航します。東引を偶数日の12:00出航、基隆18:30到着。チケットは前日の14時から17時まで、東引の老爺大酒店で購入します。寝台1000元。サイト等には寝台1000元、座席600元と記載されてますが、原則寝台しか販売してくれません。寝台が空いている場合は座席の販売はしないそうです。船は揺れますが、晴れていればきれいな夕暮れが見られます。
19時、基隆港に到着。埠頭から鉄道の基隆駅までは徒歩3分。私が基隆に着いたときにはどしゃ降りの雨で、傘を持っていなかったのが悔やまれました。
東引から基隆への航路は、新華航業の台馬輪が隔日で出航します。東引を偶数日の12:00出航、基隆18:30到着。チケットは前日の14時から17時まで、東引の老爺大酒店で購入します。寝台1000元。サイト等には寝台1000元、座席600元と記載されてますが、原則寝台しか販売してくれません。寝台が空いている場合は座席の販売はしないそうです。船は揺れますが、晴れていればきれいな夕暮れが見られます。
19時、基隆港に到着。埠頭から鉄道の基隆駅までは徒歩3分。私が基隆に着いたときにはどしゃ降りの雨で、傘を持っていなかったのが悔やまれました。
台馬輪について
なお、台馬輪は基隆発奇数日の便が基隆~南竿~東引~基隆、基隆発偶数日の便が基隆~東引~南竿~基隆の航路を取りますので、上手く予定を立てれば時間の節約になります。基隆出航時刻は毎日22:50。チケットの発売は当日20:00から基隆港旅客ターミナルにて。天候の影響で欠航する事も多く、当日正午頃に新華航業のサイトに出航の有無が掲示されることになっています。
なお、台馬輪は基隆発奇数日の便が基隆~南竿~東引~基隆、基隆発偶数日の便が基隆~東引~南竿~基隆の航路を取りますので、上手く予定を立てれば時間の節約になります。基隆出航時刻は毎日22:50。チケットの発売は当日20:00から基隆港旅客ターミナルにて。天候の影響で欠航する事も多く、当日正午頃に新華航業のサイトに出航の有無が掲示されることになっています。
台湾ドルへの両替について
離島での両替ですが、南竿には台湾銀行があるものの、外貨の両替ができるかどうか不明です。渡航前に台湾ドルを入手しておくのがいいです。見どころとしては、南竿には著名な馬祖酒造があり、八八坑道が有名です。東引には、中華民国領土の最北端と、美しい灯台があります。7-9月のベストシーズンは民宿が混み合うので電話で予約しておくのがいいそうです。どちらの島も歩いて回れるくらい小さく、人は親切で、美しい海辺の風景が印象的でした。
離島での両替ですが、南竿には台湾銀行があるものの、外貨の両替ができるかどうか不明です。渡航前に台湾ドルを入手しておくのがいいです。見どころとしては、南竿には著名な馬祖酒造があり、八八坑道が有名です。東引には、中華民国領土の最北端と、美しい灯台があります。7-9月のベストシーズンは民宿が混み合うので電話で予約しておくのがいいそうです。どちらの島も歩いて回れるくらい小さく、人は親切で、美しい海辺の風景が印象的でした。
(関連サイト)
小三通
新華航業
馬祖国家風景区(日本語)