プロカメラマンの前城均氏より花蓮の地震後の生々しい現場取材写真を提供していただきました。
春節の飾り付けのなか、倒壊した統帥大飯店。重機により身軽くする作業が行われた。
赤文字の統帥大飯店のカンバンが物悲しい。外壁が壊される中、統帥大飯店内からは液晶テレビや椅子が従業員らの手により外に引き出される風景があった。
空爆にも似たような、統帥大飯店の建物正面。ビルの重さで更に倒壊しないよう、重機で建物の身を軽くする作業が行われた。
花蓮市内のど真ん中にある統帥大飯店は古き良き時代の移動が大変な頃には旅人たちの安心の憩いの場所だった。統帥大飯店に宿泊したら、仕事の半分は終わったようなものだった。一階部分に挟まれた自動車。引き出されたら原型を留めてなかった。
倒壊マンションに突き刺さるH鋼材を大型コンクリートで地面にロックするため、街中をブロックが走り回る。
花蓮地震の倒壊マンション裏の川辺の断層帯の上から撮影する見物人。格好のベスト・ショットが撮れる場所。マンションの側には活断層が通っている川が走っている。
H鋼材で倒壊を防いでいる。周りの風景からは倒れ方が異様である。活断層帯上に建築した結果か?
これ以上の倒壊を防ぐためH鋼材のつっかえ棒をマンションのベランダに突っ込み、最後の倒壊を踏み止める。
撮影 / コメント: 前城均