MRT「善導寺」の外れにある「三鱻食府」は、インパクトのある店名を除いては一見どこにでもありそうな佇まい。
※古くに使われていたという魚×3の「鱻(xian)」という字は「鮮」という同じ意味
しかし、オーナーの許堂仁さんはこの道でかなりの有名人。元来来大飯店(現台北シェラトンホテル)中華統括総料理長、元「美食天下雑誌社」社長・・・現在でもさまざまな機関の役職を務めている模様。頂戴した名刺にはズラリと並ぶ肩書きが。そんな許オーナー、現在は厨房ではなく店頭に立ちお客さんをさばいていたりして・・・なんとも気さくな雰囲気!
ベースは許シェフ得意の浙江料理。
とはいえ、客家小炒(220元)や蟹みそ入り小籠包蟹粉湯包(200元)、蟹粉豆腐 (420元)などさまざまな料理がいただけます。ヘルシーさにこだわった新チャイニーズを目指しているとか。
中でもこの店の名物は紅麹を使った品々。紅麹入りのほんのりと赤い炒飯(120元)や紅麹に漬け込んだ肉をトンカツにした紅糟肉(200元)などが人気のようですが、本日オーダーしたのは紅麹魚片(220元)。塩気がしっかりと効いたあっさりとした一品でした。(写真右端)
ところで、紅麹とは・・・???
台湾や中国、そして日本の沖縄で発酵食品に用いられている菌の一種で、コレステロールや血圧を下げる効果があるとして注目されている健康食品だそうですよ!
来店したのは、日曜日。ちょっぴり早めの夕食時で入店時には人はまだまばら。しかし、7時を過ぎたらあっという間にどのテーブルも人でいっぱいになりました。(ただ、地元の人ばかりで、引くのも早かった・・・)
店内は気取りがないオールドチャイナな雰囲気。地下フロアには個室もあって、大人数での宴会もOK!ビールに紹興酒、金門コーリャン酒など各種アルコールもあり。ちなみに、こちらではドリンク類(アルコール含む)の持ち込みもOK!通常徴収される「開瓶費(持ち込み料)」は無料だそう。
突き出しの漬物、食後のデザートはサービス。
出てくる料理の味は逸品なのに、お値段はお手頃設定なのもうれしい限り!
お土産用にオリジナル白菜の金門コーリャン酒漬け(130元)も販売中。シェフオリジナルのレシピもあって、日本でも「三鱻食府」の味が再現できちゃうかも・・・!
[map zoom=”15″]台北市紹興南街15号-1[/map]
台北市紹興南街15号-1
02-2327-8307
11:30~14:00、17:30~21:00 月曜休
http://www.san-shian.com.tw