中正紀念堂や大安森林公園、そして台湾大学あたり一帯は、そこに存在するストリート名(永康街・青田街・龍泉街)から一文字ずつとって、「康青龍」と呼ばれています。観光に人気の永康街はもちろんのこと、昔から文教地区として知られ、個性的なカフェやショップが軒を連ねます。日本統治時代には、高級官僚や大学教授ら知識人の住むエリアとしても知られ、今でも古い日本家屋を目にすることができます。
そんな家屋をリノベーション、新たな命を吹き込み再活用する動きが台北ではココ数年盛んです。青田街の一角にポツンとあらわれたその建物、「青田七六」(店名は住所から)もそのひとつ。元々は、台北帝国大学(現台湾大学)で鞭をとっていた足立仁教授が、のちに同じく台北帝国大学で地質学を研究していた馬廷英教授の住居として使われてきました。
そんな馬廷英教授にちなんで、庭には台湾各地の石が展示されていました~
当時の住まいをそのままに食堂、書斎、座敷…現在ではそれぞれでお食事ができる部屋になっています。歴史的建造物保護のため、室内に上がるときは靴を脱いで靴下を着用のこと(入り口で靴下の販売あり)。
メニューは建物の雰囲気にあわせてか和食が中心。いずれも定食になっていて280元~(要別途サービス料10%)。こちらは水餃子定食(280元)。唯一の中華っぽいメニューをチョイス。
こちらは焼き鯖定食(280元)。釜飯かと思ったお釜の中にはスープかわりのお鍋。具だくさんで、これがメインのような豪華さ。ごはんの上には茶梅!?これは台湾風~(^^)さらに、お汁粉(餅なし)のデザート付き!
初めて来たのになんだか懐かしい気持ちになる「青田七六」。観光の合間にのんびりとひと息…つきたいそんなカフェレストランでした!
[map zoom=”15″]台北市青田街七巷六号[/map]
台北市青田街七巷六号
02-2391-6676(予約受付11:00~21:00 ※人気店のため予約がベター)
11:30~21:00(食事11:30~14:00/17:30~21:00、アフタヌーンティ14:30~17:00)
毎月第一月曜休
http://www.geo76.tw