台湾カステラ専門店「名東(メイトウ)」
なかなか行けない台湾ロスの皆さんへ。私もなかなか日本の皆さんに台湾の魅力を伝える機会がなく、台湾訪問が自由にできる日を心待ちにしている1人です。
そんなわけで、私は今、東京をしばらく拠点にしておりますが、なんとなんと、台湾関連のお店や食べ物が溢れていることにビックリいたしまして、ここは某ガイドブックなどでも特集しているような、「東京で味わえる台湾気分」というのを、お届けしようと思っております。
さて、その第一弾は「台湾カステラ」。台湾では「はて⁉︎そんなお菓子、あったっけ」と思っていましたが、あちらでいう「古早味〇〇」というのが、日本に上陸して「台湾カステラ」として2021年から認知度が高まっていた新スイーツとして定着しました。
そのひとつ台南発の人気ケーキ屋さん「名東」の日本1号店が6月10日、吉祥寺にオープンしましたので見学に行ってきました!
JRの南側出口を出て京王KIRARINAからすぐ!
さてさて、オープン日に合わせて、吉祥寺を降り立った途端に、甘〜い香りが漂ってきました。そして黄色く輝く「台湾カステラ」のロゴ。
30人は行列になっていたでしょうか。整理券を受け取って30分待ちくらいでした。テイクアウト専門、製造工程も見れるようになっているスタイルは台湾と同様です。厨房にはビッグサイズのオーブンがずらり並んでいて、店長らしき人が、忙しそうに焼きたてのケーキを1人前ずつ切り分けていました。
「これでなくっちゃ」と思いましたね。いわゆる、スーパーなどでも販売され、巷にあふれている「台湾カステラ」と言われるものは、蒸しパン的や長崎カステラ的なものも多い中、台湾で本場の作り方は、オーブンで長時間焼いて、フワッと仕上げたもの。実は、台湾と同じ製法で作られているお店は、そんなに多くない中、「名東」さんは、本格的だな、と直感しました。
8種類のフレーバーと製法は直伝
2009年台南でスタートした「名東」さん。オーナーのこだわりもあって、行列のできるお店でした。それを東京などで6店舗を展開する「騒豆花」をプロデュースした「フークル」の社長が視察。その味に惚れ込み、東京1号店の出店となったわけです。
味をそのまま再現するため、主要食材は現地から直輸入し、現地へ日本人の職人が研修に赴き、台南の店そのまま再現しているのが素晴らしい点です。8種類のフレーバーも現地と同様。日替わりで3種類ずつ販売されています。
◆フレーバー全8種類 & 価格と出現頻度
・オリジナル(1,058円) → 毎日
・かぼちゃチーズ(1,382円) → 週4回
・エンジェルレモン(1,382円) → 週3回
・タロイモクリーム(1,382円) → 週2回
・チョコレート(1,458円) → 週2回
・紅茶(1,166円) → 週1回
・黒糖(1,166円) → 週1回
・クランベリーチーズ(1,458円) → 週1回
数ある台湾カステラの中でも、上位に入るクオリティ
試食会の際、オリジナルとかぼちゃチーズをいただきました。お皿の上でふるふると揺れるくらいの柔らかさ。切って口に入れてみると、しっとり感があって卵とバターの風味でシュワっと舌の奥で気持ちよく溶けていきます。
もちろん「オリジナル」のシンプルなおいしさはさることながら、カボチャやタロイモといった、台湾スイーツにもよく登場するアイテムを採用しているのにも注目です。
さらに自家製のレモンクリームが入った「エンジェルレモン」、くるみがゴロゴロ入ってヘルシー志向の「黒糖」など、フレーバーにも工夫がなされています。
全てがホールで売られて、ハーフというのがないため「食べ切るのがたいへんかな。。」と少し心配になったのですが、パクパクといくらでも飽きないので、スイーツ付きなら1人でも1個平らげられそう。笑
冷めても美味しいのですが、レンチンすれば、できたて、フワフワの食感を再現できます。ぜひぜひ、お試しあれ。
名東(メイトウ)台湾カステラ専門店
東京都武蔵野市吉祥寺南町2丁目1-25
京王キラリナ吉祥寺2階→吉祥寺駅南側すぐ
営業時間 10~21時