近ごろホテルラッシュの台北。台北郊外の温泉地として知られる新北投もその例外ではありません。他との違いをつけようと、さまざまな個性派ホテルが増えているのはうれしいところ。こちら「Solo Singer Inn」も他にはないユニークなホテルです。
元々は「濱城旅社」という古くからあるありふれた旅館だったとか。新しいホテルの波に押され客足が減りとても寂れた姿でたたずんでいた旅館。それを見つけたのが「SOLO SINGER」という名のクリエイティブ集団。本職はホテル経営者であったり、デザイナーであったり、作家であったり・・・みな異なる分野で働いています。
そんな彼らの「台湾の古きよき伝統を守ろう」という想いが一致、「濱城旅社」のオーナーを掛け合いこの新しいホテルオープンに至りました。だからリノベーションしたホテル内には、昔から使っていた道具などが飾られていたりして、ちょっとしたギャラリーのような・・・レトロちっくでお洒落。
ホテルは3階建て。お部屋数は10部屋と少ないのですが、ひとつひとつのお部屋は異なるデザイナーがデザインしたため、趣きも全く異なります。共通しているのはシンプルで昔ながらの雰囲気を残しているところ。だから、ドレッサー(鏡台、と呼ぶ方がふさわしい雰囲気^^)の上の電話はインテリアの一部で実際には使えないのだとか。
日常を離れてゆっくりとした時間を過ごしてもらいたい、と敢えてお部屋にはTVが置かれていません。代わりにあるのは数冊の本。ゲストの国籍により異なる言語の本を用意しているとかで、日本語の本もありました~!
残念ながら温泉ホテルではないので、温泉に入りたい方は近くの温泉へどうぞ。最も近くの温泉で徒歩2-3分ほど。ほかにも山ほどの温泉があるので、日替わりでお好きな泉質の湯を楽しむのもアリかも。ちなみにホテル内はシャワーのみ。アメニティにロクシタンが置かれているのは高級ホテルと同じ!!!
とはいえ、あくまでも前身は「旅社」。こちらのサービスはちょっとドミトリーのようでもあるんです。いつでも自由に使えるキッチンがあり、共同スペースの茶室と読書スペース、そしてバルコニー。お部屋の中だけでなく、共同スペースで多くの時間を過ごせば他のゲストと友達になれちゃうチャンスも!
おウチみたいなホテルで「ただいま~!」と暮らすようにステイしてみませんか?
[map zoom=”15″]台北市北投区温泉路21巷7号[/map]
台北市北投区温泉路21巷7号
02-2891-8312
24H(受付オープン8:00~22:00)
一泊朝食付きツイン3850元/室~
http://thesolosinger.com/
※温泉なし(近くの温泉をご利用ください)
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