1901年、台湾総督の官邸として建設された『台北賓館』。迎賓館としての役割も併せ持ち、1923年4月、皇太子時代の昭和天皇が宿泊なされました。2階のバルコニーに出られ、前面に広がる「凱達格蘭大道」に集った人々にお手を振られる姿が映る映像を、目にされた方もおられるのではないでしょうか?
台北賓館と総統府は、228和平公園を挟んで向かい合って建っています。2階のバルコニーから総統府の塔がよく見えるそうですが、現在、2階のバルコニーは非公開となっているため、自分の目で確かめることができないのが残念です・・・。
入口には、ボランティアガイドがいることを示す案内板があります。中国語のみの案内で、30分/回のようです。建物の入り口には、中国語・日本語・英語で書かれたパンフレットが置いてあります。
天井には、豪華なシャンデリア。床には毛足の長い、いかにもなジュータンが敷かれています。
各部屋には、暖炉がありました。台北の冬は湿度が高く意外と寒いので、必要だったんでしょうね・・・。
ダイニングルームと応接室です。
台北賓館の歴史を紹介するフィルムの上映が、1階で行われていました。さすがに、当時の椅子に座って見る・・・というわけにはいかないようですが。
中庭には東屋や日本家屋の離れがあります。日本家屋の内部は、残念ながら非公開です。
青空に映える建物と、緑豊かな中庭です。
いつもは高い塀に囲まれていて中に入ることはもちろん、外から中を窺うこともできませんが、毎月1回、一般に無料公開する日が定められています。公開日時は、Home Page でご確認下さい。なお、入館に際し、身分証の提示や持ち物チェックはありませんでした。
一部非公開エリアもありますが、公開エリアは撮影し放題です。
【台北賓館】
[map zoom=”15″]台北市中正区凱達格蘭大道1號[/map]
住所:台北市中正区凱達格蘭大道1號
☎:02-2348-2999
入館料:無料
公式HP(中文)
総統府と台北賓館の休日の一般公開日は同日ですので、掛け持ち参観も可能です。ただし、総統府の参観には、身分証明書の提示や、持ち物チェック、人数制限がされているようです。
【総統府】
[map zoom=”15″]台北市中正區重慶南路1段122號[/map]
住所:台北市中正區重慶南路1段122號
☎:02-2311-3731
入館料:無料
公開日(中文)