MRT「西門」駅から南へ徒歩5分ほど。こんもり盛られた土の上に鎮座する鐘が見えて来ました。
ここはかつて浄土真宗本願寺派の本山、本願寺台湾別院(通称:西本願寺)が置かれていた場所。1922年に建立され、当時台湾で最も大きな日本寺院でありました。
戦後、日本人が去ると中国大陸からやってきた軍人が住み始め、次第に境内は違法建築だらけ。本堂等の建物は荒廃していきました。さらに、1975年に起きた火災では建物の多くが焼失してしまいました。(写真は修復された本堂台座)
2006年、台北市は一部を文化財に指定、西本願寺広場として修復工事を始めました。そして、8年の月日を費やし2013年夏に仮オープン。
2014年3月時点でもまだ完成していないのか、建物内は見学できませんでした。こちらの「輪番所」もそのひとつ。外から中を覗いてみました。かつては住職たちの宿舎だったそうです。
壁には台湾の歴史が刻まれたレリーフも。日本統治時代の資料など興味深い展示になっていました。
あいにくの曇り空だったのが残念ですが、釣鐘堂と桜、そして戯れる鳩の姿を目にすると、台湾に居ながらちょっぴり日本の情緒が味わえる!・・・のでありました。
※広場の中には、『八拾捌茶 輪番所』というカフェがあります。
営業時間:13:00~21:00(無休)
現金払いのみ
https://www.facebook.com/rinbansyo
[map zoom=”15″]台北市中華路一段176-243号 [/map]
台北市中華路一段174号(長沙街二段交差点)
年中無休