台北市(台湾)バスの乗り方&おすすめ路線をシリーズ。前回は「台北の市バス事情」でしたが、今回は、路線図の見方と乗り方です。
これを見て、アナタも台北っ子のようにバスを乗りまくりましょう!
バス路線図の見方
日本のバス路線図と基本的にはあまり変わらない台北のバス路線図。しかも漢字なので、なんとなく安心感もあり、そんなに難しくはないはず。とはいっても、台北ならではの法則も存在するので、実際の台北のバス路線図を使って簡単に解説してみました。
日本人には「?」。分段点と料金体系の関係
距離の長い路線にある「分段点」とは、料金体系のゾーンが変わる地点となるバス停のこと。台北市・新北市のバスは、料金が段(ゾーン)で分かれている。路線図上では「分段点」のバス停には「◆」マーク(バス会社によっては▲などもある)が付いている。このマークのバス停から先はゾーンが変わるので料金も変わる。
イマイチよく分からないのが「分段緩衝區(分段ゾーン)」がある路線。上記の266で説明すると、『中正高中』から『劍潭國小』までが「分段緩衝區」。この間にあるバス停がすべて分段点という意味ではなく、『北投站』発なら『劍潭國小』までと、『中正高中』から『捷運市政府站』までがそれぞれ一段で、合わせて二段の路線となる。この段が重なっている「分段緩衝區」のバス停で乗車・下車した場合は、一段料金だが、例えば『文林國小』から『明倫高中』以降まで乗った場合は、二段料金に。
ただ、台北のバス停の間隔は短いものが多いので、台北っ子はこんな場合、バス停ひとつ分を歩いて一段料金にすることも。前述の場合なら『文林國小』から『中正高中』まで歩くということだ。旅行者はその距離感が分からないので、ちょっと判断は難しいが、スマホなどでマップアプリを見ることができるなら、散歩を兼ねて歩いてみてもいい。
また、運賃の支払いも2種類あり、「上車収費」は先払い、「下車収費」は後払い。「先払い+後払い」は、進行方向1つ目の分段点(『北投站』発なら『中正高中』)までが先払いで、越えると後払いに。料金表示も「上車収費」から「下車収費」に変わる。ちなみに、『北投站』から『捷運劍潭站』まで乗車した場合、降りるときは「下車収費」表示だが、「分段緩衝區」内なので下車時の支払いは必要ない。
市バスの乗り方
路線図、料金体系を理解したら、いよいよ乗車。ここでは段階的に市バスの乗り方を解説します。
Step1 : バス停で路線をチェック
Step2 : バスを待つ
Step3 : 目的のバスが来たら手を上げる
Step4 : バスに乗車する
Step5 : 料金を払う
Step6 : 降りるバス停を確認する
Step7 : 降車ボタンを押す
Step8 : 降りる
中国語用語解説
- 公車・巴士=バス
- 捷運=MRT(地下鉄)
- 火車=列車
- 汽車=自動車
- 站=駅
- 公車站=バス停
- 悠遊卡=悠遊カード(EAZY CARD)
- 起站=始発駅(バス停)
- 往=行き(例:往台北車站→台北駅行き)
- 収費=料金、支払い(例:上収費→先払い、下収費→後払い)
- 下車鈴=降車ボタン
- 目前未發車=(運行はしているが)まだ発車していない
- 即將進站=間もなく到着
- 未班車己過=終バスはすでに通過
市バスお役立ち中国語
- このバスは●●に行きますか?
這班公車有到●●嗎
(ヂェァバンゴンチェァヨウダオ●●マー)? - ここに着いたら教えて下さい。
到了這裡時、請告訴我。
(ダオラヂェァリーシー、チンガオスーウォ)。 - 降ります!
我要下車!
(ウォヤォシャーチャー)! - ここに行きたいです。
我想去這裡
(ウォシィァンチュヂェァリー)。 - バス停はどこですか?
公車站在哪裡?
(ゴンチェァヂャンザイナーリー)? - ●●はどこですか?
●●在哪裡
(●●ザイナーリー)?