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『路線 藍15區』 ビーフンの本場・新竹へ。台湾海峡の夕日を美食街で

2017年10月4日 By 編集部

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路線 藍15區

【バス旅DATA】

●鉄道
路線:臺灣鐵路
乗車ルート・運賃:台鐵台北車站→台鐵新竹車站 137元(莒光號・片道)
乗車時間:1時間30分

●バス
路線:新竹客運 藍15區(新竹火車站-新竹漁港直銷中心)
乗車ルート・運賃:新竹火車站→新竹漁港直鎖中心 15元/1回
乗車時間:約40分
※運航時間・運賃・路線は変更される場合があります。

【バス旅ポイント】

①ビーフンの本場でさまざまなビーフンを!
②日本にはあまりない太いビーフンが味わえる
③新竹漁港からの夕日が美しい!
④魚市場の2階の美食街で海鮮&夕日を満喫!

⇒ 台北市バスの概要

⇒ 台北市バスの乗り方

 

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夕日を眺めながらビーフンとビールの贅沢


東京の中野にある『台北酒場』という店で、ときどきビーフンを食べる。ラーメンとは違う軽さが気に入っている。ほっこりとした食感もいい。店のおばさんはいつも、
「うちは新竹ビーフンを使っているからね」
という。新竹は台湾のなかではビーフンの本場だった。

新竹──。台北の街歩きに疲れた頃、急にこの地名が浮かんできた。地図を見ると、新竹には台湾海峡に面した港もある。夕日を眺めながら、ビーフンとビール。なんだか贅沢に思えてきた。

新竹へは列車で行くことにした。台鐵台北車站の自動券売機の前に立った。近くにいたおばさんが手伝ってくれた。この機械では、自強號、莒光號といった特急や急行の切符も買うことができる。新竹まで莒光號という急行で1時間半、運賃は137元。日本円で500円弱。台湾の列車は安い。

鉄道の自動券売機もタッチパネル式が増えてきた

 

新竹駅。完成は1913年。古い駅舎だ

 

老舗店のビーフンは太くてぷりぷりだった


新竹市街でビーフンを食べてみることにした。新竹都城隍廟のなかにある阿城號という店が、ガイドブックやブログによく出てくる。老舗らしい。はたして口に合うのかどうかわからなかったが、まずは新竹ビーフンの入口としては適当な気がした。

新竹站から歩いて5分ほどの距離だった。どこか台北に似た店が並ぶ通りを歩いていくと、急に空が開けた。目の前には奥行きのない小さな店舗がぎっしり並んでいる。ここが新竹都城隍廟のようだった。店の間にある暗い入口を入ってみる。

供え物を売る店や飲食屋台がずらりと並んでいる。一見、市場のなかに迷い込んだような気分になる。日本でいったら、仲見世といったところなのだろうが、店舗から弾けるエネルギーが廟を凌駕していた。

通路を進むと『阿城號』(新竹市北區中山路75号)に出た。両側に店舗が広がっている。看板に「百年老店」と書かれていた。
シンプルな炒米粉を選んでみた。炒めビーフンである。料金は35元、約121円。出てきた炒米粉を前に首を捻った。

日本で食べるビーフンと麺が違う。太いのだ。啜ってみた。コシがある。ぷりぷりしている。ビーフン特有のほくほく感がない。
麺と考えれば、こちらのほうが正しいのかもしれない。しかし日本のビーフンに慣れた舌には、虚を突かれた感覚がある。

ビーフンには水粉と炊粉の2種類があるという。水粉のほうが太い。『阿城號』が使っているのは、こちらのほうなのだろか。

ビーフンには、煮込んだ肉と甘いたれがかかっていた。これにも悩まされた。そして量が少ない。なんとなくしっくりこない感覚が残る。

ビーフンをめぐる根本問題にぶつかってしまった。ビーフンはおかずか単品としての麺料理か……。完成度が高いだけに、そのカテゴリーで悩んでしまったのだった。答えはなかなか出そうもなかった。

『阿城號』。老舗でも屋台式を貫く頑固な店だ。営業時間:7:00〜21:30、無休

 

『阿城號』の炒米粉。日本との違い、この写真でわかります?

 

美食街のテラス席は夕日ビールには最適な場所


新竹漁港に行ってみることにした。地元では南寮漁港(ナンリャオユーガン)ともいわれていた。駅の案内所で訊くと、SOGOの脇から出る新竹客運の藍15の南寮漁港行きを教えられた。

バスに乗り込むと、運転手が「全票代幣卡」を渡してくれた。それをカードリーダーに当てるようにいわれた。降りるときに再度当てると料金がわかる。そこで15元の運賃とカードを運転手に渡すシステムだった。

終点の新竹漁港直銷中心バス停で下車した。港には魚市場があった。そしてその建物の2階が美食街になっていた。代客料理という文字も目につく。1階の市場で買った魚を2階の店で料理してくれるという意味だった。

2階には20軒近い海鮮料理店が並んでいた。そのなかから、港に面したテラス席のある店を選んだ。金曜日の夕方だったが、美食街は心配になるほどすいていた。

海鮮米粉、つまり海鮮ビーフン、そして虱目魚と書くサバヒーという魚、貝などを頼んだ。そして台湾ビール。

圧倒的な夕焼けだった。西の空が茜色に染まり、刻々と変わっていく。夕日は淡水と変わらないかもしれないが、シチュエーションはこちらのほうがはるかによかった。席を確保する必要もない。それに静かだった。眼下の港に停泊する漁船も絵になった。

港の魚市場。夕飯の魚を買いに来る市民も

 

新竹漁港。中国大陸の漁船もかなり停泊していた

 

海鮮米粉。海鮮とビーフンのバランスがいまひとつだった

 

店に置き去り。そして新竹駅に戻るバスもこない


19時50分。バス停に貼りだされた時刻表にくっきりと印字された文字だった。しかしいまは20時。新竹駅に戻るバスは姿を見せなかった。どういうことだろうか。次のバスは20時20分だった。

「それを待ってもバスが来なかったら……」

しかしその時刻になっても、バスは現れなかった。ここまでやってきたバスを思い起こす。漁港口というバス停があり、そこで多くの客が降りた。周辺は住宅地でコンビニもある街だった。バスはそこから港のエリアに入っていく。カフェなどが並ぶ旧漁港の前を通り、終点の南寮漁港(新竹漁港直銷中心)に着いた。

「ひょっとしたら……」

夜になると、漁港口で折り返してしまうのかもしれなかった。

思い当たる節があった。入った店で、おばさんは夕方の7時すぎに伝票をもってやってきた。支払いをすませて見ていると、店員のおばさんたちが帰り支度をしているのだった。なんだか早いのである。

そして次々に帰宅していってしまった。最後のおばさんはバイク通勤なのか、ヘルメットをかぶって店から帰ってしまった。

置き去りにされてしまったのだ。テーブルの上には、まだ料理が残っていた。明日の朝にやってきて片づけるという段取りなのだろう。

こんなにおうようでいいのだろうか。台湾の人たちはたしかにのんびりしている。しかし、客を放置して帰ってしまうほどではないと思っていた。これが台北と地方都市の違い? そうもいえない気もするのだが。

しかし考えてみれば、おばさんたちが帰っていった時刻は、終点の南寮漁港までやってくるバスの最終だった気もする。店が終わる時刻が、路線バスの運行時間で決まる。いや、店が終わってしまうから、夜、バスの終点を手前に移してしまう。台湾らしい話だった。

漁港口まで15分ほど歩いた。バス停で待っていると、ようやくバスはやってきた。そしてここで折り返した。

その日の夜、駅前の食堂で、その日3杯目のビーフンを食べた。港の海鮮料理店のビーフンの麺は太かった。水粉なのかもしれなかった。日本で食べているようなビーフンを、新竹の人たちは食べないのだろうか。

予備校帰りの学生に混じって乾米粉を頼んだ。この店の麺は細かった。日本で食べるビーフンに近い。なんだかほっとした。

乗車するとすぐにこのカードをくれます

 

新竹駅前のビーフン。皿にはビニール。洗う手間を省くためだ

 

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