日本での妖怪ウォッチ人気は相変わらずなのでしょうか?台湾でも、割と早いうちから日系デパートを中心に、妖怪ウォッチグッズや妖怪メダルガチャガチャがお目見え。とはいえ、地元っ子への浸透はまだまだといったところ。
しかし、ココの人気はすごかった!
「溪頭松林町妖怪村」。
凍頂烏龍茶の里として有名な鹿谷を抜けた先、お茶屋さんの看板を抜け、竹林を抜け、山道をずっと上った先にあります。
テーマパークのようなものを想像していましたが、実際は妖怪村テーマホテルを中心に、周辺の商店も加わって妖怪村として観光地化されたようなところ。
鬼太郎のオヤジみたいなのものが…。コレ、湯圓(白玉団子みたいなもの)ですって!
ここは鳥取→水木しげるさん→鬼太郎→妖怪…と、連想ゲームがごとく!?つくられたそうです。
ではなぜ鳥取?
妖怪村お隣にある台湾大学実験林(溪頭自然教育園区)。日本統治時代の東京帝国大学演習林ですが、ここに鳥取県出身の久保田氏が赴任、共に働いた台湾人の松林氏(日本名)と強い友情で結ばれたそうです。久保田氏が帰国後開いたパン屋は「松林久保」と名付けられ、のちに不運にも火災に見舞われた際には、再建の助けにと幾ばくかの送金をしたという松林氏。十数年後、それは耳をそろえて返金されたといいます。
松林氏80才のその年には手掘りの熊の置物を贈りたいという手紙が届きます。再び会うことを約束した二人でしたが、結局願いは叶いませんでした。松林氏はせめてあの熊を目にしたいと子孫に想いを託しました。現在、行雲館内に置かれています。
日本でも公開された台湾映画「KANO 1931海の向こうの甲子園」。民族の垣根を越えて共に甲子園優勝を目指した実話に胸を熱くしたのもまだ記憶に新し日ところ。
そして、ここにもまた日本人と台湾人の交流が…。
妖怪村自体は3時間くらいあれば見学十分。どうせなら、溪頭自然教育園区の散策や烏龍茶の里、鹿谷・杉林溪など周辺スポットと一緒に訪れてみてはいかがですか?
南投県鹿谷郷内湖村興産路2⁻3号(高鉄または台鉄台中駅から台湾好行バス溪頭線に乗車、終点「溪頭」下車)
04‐9261‐2121
入場無料
●http://www.mingshan.com.tw/
[map zoom=”15″]南投縣鹿谷郷内湖村興産路2⁻3號[/map]